予防や定期健診によりこのようなメリットがあります!!
【メリット1】
●歯の病気を未然に防ぎ、高い水準でお口の健康を維持できる
【メリット2】
●早期発見・早期治療により痛みを低減でき、治療を終えることができる
【メリット3】
●重度に症状が進行してしまった歯は、数回の通院が必要で高額な医療費がかかることもあります。
予防の為の医療費は、回数も減る上に、少しの治療で改善することが多いため治療費も安く済みます。

虫歯になれば歯を削らないといけないですが、歯は削れば削る程、弱くなります。そして一度削った歯は元には戻りません。
「治療して詰めものや、かぶせものをしたら元通りになる」というわけにはいきません。
一度削った所には小さな段差ができ、歯科医師がどんなに
精密につめものを作ったとしても目には見えないくらいの
小さな段差があり、そこに細菌が住みついてしまいます。
ですから予防歯科というのは、虫歯になってからの治療ではなく
、虫歯になる前の予防を大切にするということなのです。
「予防歯科の基本は歯が生えはじめた時から、歯の健康を考えることで、ポイントは、フッ素を
口の中に残すこと、汚れをきちんと落とすこと、細菌を増やさないことです。
毎日しっかり磨いていても、虫歯になった経験はありませんか?
きちんとケアしているつもりでも、みがき残しはできてしまいます。
ご自身に合ったお手入れの仕方を歯科医師や歯科衛生士の指導を受けてしっかり予防することが
大切です。

みなさんの中には「年を取ったら歯は悪くなる」と思っている方も多いと思います。
悲しいことですが今の日本の現状はその通りです。
例えば、むし歯の原因といわれる砂糖ですが、日本はヨーロッパや他の国より消費量が少ないのに虫歯の数は圧倒的に多いのです。それは日本の保険制度に問題があるからです。
日本では「悪いところを削って詰める」ことしか保険治療として認められていません。
ですから、日本人の頭の中に
「歯医者は歯が悪くなってから行くところだ」という考え方が一般的になってしまったのです。
そして、これまでは歯医者自体も削って詰める治療ばかりを行い、
「どうしたら悪くならないよう予防できるか」ということを考えてはいませんでしたし、
患者様にお伝えすることもしていませんでした。
これが欧米諸国との間に大きな差がついてしまった最大の原因です。
スウェーデンでは75歳の平均で約20本も歯が残っています。
日本はその逆で75歳の平均は20本歯を失っています。
我々もきちんとした予防を行えば、十分歯を残せるのです。
では、どうしたら歯を残せるのでしょうか?
欧米諸国はどのようにして歯を残しているのでしょうか?
その答えは・・簡単です。
6ヶ月に1回、定期的に歯科医院でメインテナンスを受けることなのです。
欧米では、治療ではなくこのメインテナンスに力を入れたことにより、国民の平均残存歯数が飛躍的に向上しました。
本来、歯科医療はお口の健康を維持させることで身体の健康につなげ、生活の質を向上するという目標を持っているものです。しかし虫歯や進行した歯周病などの大きな問題に対しての処置治療だけが歯科医療だと長く考えられてきました。その結果、本来の歯科医療の目標はその陰に隠れ、見えにくくなっていたように思います。

治療が完了し不自由なく噛めるようになった患者様に定期的な予防・クリーニング等を受けていただき、健康を高い水準で保つ。
これこそが当院の健康作りだと考えています。
歯科医療を小さなお口の中だけのものととらえるのではなく、身体の健康を維持するための土台としてとらえることが大切であると私たちは考えています。
患者様一人一人のお口の状態を把握し、健康な人は健康な状態を維持し、問題を抱えて来院された方には効率的かつ最適な治療(予防)を施し患者様と二人三脚で歩んで行けたらと思っております。