井上歯科クリニックのフッ素予防について~その1~
みなさんこんにちは歯科衛生士の野間です。
最近は少しずつ気温も上がり過ごしやすい季節になってきましたね
早く桜が咲かないかなぁ~とワクワク
今からの季節はイベントが盛りだくさん。花見や入学式、新しい学年になる進級、遠足、こどもの日などなど。そんな中で私は職業柄「6月4日の虫歯予防デー」にちなんで、6月までの間3回にわたって「予防」のお話をしたいと思います。
みなさんは虫歯予防というとどんなことをしていますか?
毎日の歯磨きももちろん立派な虫歯予防です
今回皆さんには「フッ素」を紹介します。
近年では予防歯科という言葉が主流になってきているので「フッ素」についてご存知の方も多いと思います。自然界の中にもフッ素は存在しています。たとえば海藻や、魚。普段よく飲まれる緑茶や紅茶、ウーロン茶などにも含まれています。
では具体的にフッ素にはどんな効果があるのでしょうか?
まず一つ目は歯の質を強める「歯質強化」 そしてもう一つは虫歯菌の増殖をおさえる「抑止効果」があります。
「歯質強化」のしくみはとっても簡単。歯一つ一つは小さな粒子の積み重なったものです。その粒子が毎日溶け出したり、固まったりを繰り返しているのですが、固まるときにフッ素を取り込んで固まると積み重なり方がギュッと密になるという仕組みですそうなると菌が入りにくくなりますよね
「抑止効果」とは菌が活発に活動するのを抑えるということで、虫歯菌をゼロにするというものではありませんが「虫歯になりにくい環境を作る」ということにつながります。
この二つの効果でお口の環境を変えていくことができます。
今回はフッ素の効能についてお話ししましたが、いかがでしたか?
次回はお家での安全なフッ素の取り込み方をお伝えしますので乞うご期待