妊婦から高齢期までのお口のお役立ち情報!! ~その2~
こんにちは 院長の井上です
今日は台風で風が強いですね皆さん外出時は気を付けて下さいね。
今回は・・・第2回目で胎児期のお役立ち情報です
② 胎児期
大切なお子様の話しに入っていきますね。
『お子様の歯はお母さんのお腹の中で出来ます』
乳歯は胎生7週から歯胚形成が開始され、永久歯の一部も胎生期に歯胚形成が開始されます。
※歯胚とは歯になる一番最初の細胞の集まりでブロックが積み重なった様なイメージです※
多くの方は生まれた時に歯が生えていないので、生まれてから歯が出来て生えてくると思っています。でもお母さんのおなかの中でもうすでに赤ちゃんは準備しているのです。
賢いですね
と、言うことは。。。
妊娠期からお腹の中で頑張っているお子様にも栄養を送らないといけないのです。
妊娠期はつわりなどの影響で適切な栄養摂取が難しい時期でもありますが、できるだけバランスの良い食事を摂取したいものです。
良質のタンパク質とビタミン類、カルシウムやリンなどをバランスよく摂取できるよう心がけましょう。
お腹の中の赤ちゃんの歯を丈夫にするために何を食べたらいいのでしょう?
少しまとめてみました。
・歯の基礎をつくるタンパク質: あじ・卵・牛乳・豆腐
・歯の石灰化を助けるカルシウム: ひじき・チーズ・しらすぼし
リン: 米・牛肉・豚肉・卵
・葉の表面のエナメル質をつくるビタミンA: 豚・レバー・ほうれん草・にんじん
・歯の象牙質をつくるビタミンC: ほうれん草・みかん・さつまいも
・カルシウムの代謝や石灰化に影響するビタミンD :バター・卵黄・牛乳
(日本小児歯科学会)
苦手な食材があっても他の食材で補えば問題ありません。
よく「牛乳が飲めないお母さんはどうしたらいいのですか?」と質問がありますが・・・
牛乳以外の食品でも豆腐・納豆・卵・いわし・めざし、などにカルシウムが多く含まれています。
また1日のうちに少しでも太陽を浴びることでビタミンD不足が改善するので、バランスの良い食事と健康な生活でストレスをためないことが大切です。
胎生20週を過ぎると指を口で吸う動きがみられ
これは哺乳の準備をしています。産婦人科でのエコー検査でも見られるかもしれませんね。
これからたのしみですね 😆