歯科とピロリ菌
こんばんは
先月、オーラルピロリケアの講座をうけました。
ピロリ菌がお口のなかにいて、歯周病と深い関係がある、お口からの感染経路やピロリ菌に感染しているお子さんも多く除菌の対象になっている等の内容でした。
みなさん、「ピロリ菌」と聞くと、胃潰瘍や胃がんの原因として真っ先に「胃」を思い浮かべますよね。
「私は病院でピロリ菌の除菌治療を受けたから一大丈夫!」と思っている方も多いかもしれません。けれど、近年の研究で、ピロリ菌が口腔内にも存在していることが分かってきました。
胃の病気の原因「ピロリ菌」は、実はお口の中にも潜んでいる!?
そうなんです。実は、お口のケアを怠っていると、せっかく胃の除菌をしてもピロリ菌が「再感染」してしまうリスクがあるのです。
知っているようで知らない「ピロリ菌と口腔の意外な関係」をお伝えしたいと思います。
ピロリ菌は強い胃酸の中でも生き残れる特殊な菌ですが、お口の中の特にプラークや歯周ポケットの中にもいることがあります。
お口の中は適度な温度と水分があり、実は細菌にとってとても居心地が良い環境なんです。ピロリ菌は、お口の細菌のバリア(バイオフィルム)に隠れて生きのびることができるんです。
放っておくと、除菌しても再感染したり、ピロリ菌が出すアンモニアで強い口臭の原因になることがあります。
また、歯周病が進行して歯周ポケットが深くなると、そこは酸素が届かない場所になるので、ピロリ菌も酸素を嫌う性質があるため、歯周ポケットの中はピロリ菌にとって最高の隠れ家になってしまうのです。研究では、歯周病が重症な人ほど、お口の中からピロリ菌が検出される割合が高いというデータもあります。
胃の健康を守るためにも、お口の中のピロリ菌を徹底的にコントロールすることが大切です。今日からできること❗️
- 毎日の丁寧な歯磨き: 歯と歯ぐきの間、歯間ブラシやデンタルフロスを使ってプラークを徹底的に除去しましょう。
- 舌のケア: 舌の表面(舌苔)も細菌の温床になりやすいため、優しく舌用のブラシで掃除します。
- 定期的な歯科検診: 歯医者さんでのプロによるクリーニングで、歯石やバイオフィルム(細菌の膜)を破壊して、お口の中をきれいな状態にリセットするのも効果的です。
毎日のオーラルセルフケアと定期的な歯医者さんでのメンテナンスで、ピロリ菌に負けない健康な体を作っていきませんか?




