ライフステージごとの歯のお役立ち情報 第3弾~その2~
こんにちは。 井上歯科クリニック 院長の井上です。
第3弾として1歳~3歳前後のお話を前回させてもらいました。
今回は第3弾~その2~として乳幼児期前半の予防についてお話します。
☆予防☆彡
まず歯磨きは毎食後していますか?
歯磨き粉は何を使う?うがいが出来ないから、何も使わなくていいの?
1歳半検診まで何かすることはあるのかな?
色々分からないままに日々が流れていきますよね。
よくわからないまま、日々が流れていき早い段階でお子様の歯に虫歯を作ってしまいます。
そういったことになると前回お話させてもらった『感染の窓』を過ぎてしまい。
気が付いたころには歯が黒くなっている。という残念な事になってしまいます。
いろんな予防があることを知って、綺麗な自分の歯で一生過ごせるようにしてほしいです。
まずは、これです。
前歯が生えてきたらフッ素ジェルで歯磨きをしてあげましょう。
うがいが出来るお子様はフッ素洗口のミラノールという予防方法もあります。
1歳頃からフロスを使いましょう!
歯磨きは楽しくスキンシップの時間と思い、お子様と触れ合いましょう。
実際に歯を磨いている時間は10秒程度しか磨かせてくれません。
なぜだかわかりますか?
子供はすぐに飽きて、違うことがしたくなります。
これは子供の時間の感覚が大人の3~5倍と言われているからです。
1週間子供と離れたお父さんが『大きくなったな~』『もうこんなことが出来るようになったのか!』
というように、大人の1週間が子供の1ヶ月くらいということになります。
いや、それ以上だと思います。
なので10秒間お口を開けたら、大人で換算すると約50秒間開けていることになります。皆さんのお子様はかなり長い時間頑張っているのです!!
たくさん褒めてあげましょう!
歯が生えてきたことを教えてあげて一緒に喜びましょう!!
だんだん慣れてきたら30秒くらいは頑張ってくれます。
院長の子供です。1歳過ぎたあたりでも歯磨きが終わると自分でフロスを取りに行くようになります。別に特別なことをしたわけでもなく、お菓子をちらつかせたわけでもありませんよ。
写真は険しい顔でフロス中です(笑)
しかし、ヘッドロックしたり足で身動きが取れないようにして泣きながら磨くと。
3歳、5歳になってもあまり磨きたがりません。
1歳までにしっかりスキンシップをとることで自分から『ハミガキする~~』と言って歯ブラシとフッ素ジェルを持ってくるようになります。
頑張りましょう!!
そして、次に欠かせないのが!歯科医院でしか塗れない高濃度のフッ素です
当医院ではフルオールゼリーを使用しています。
一般家庭では使用が禁止されている高濃度(9000ppm)のフッ素です。
小学校卒業までフッ素で予防した人は20歳になった時にフッ素予防をしていなかった人に比べて20歳の時点で虫歯の本数が約半分になったというデータも発表されています。
その他に家庭で気にかけてみてあげる事として
☑指しゃぶりをしていませんか?
☑丸飲みしていないですか?(窒息の原因になります)
☑哺乳瓶は卒業していますか?
☑お菓子はあげすぎていませんか?
☑歯磨きは1日最低2回、お母さんがしていますか?
☑楽しく食事をしていますか?
何かわからないことがあれば歯医者さんで相談しましょう。