赤ちゃんの指吸い
こんにちは
歯科衛生士の源河です。
今年も、わずかですね。
忙しい毎日を送るなか、赤ちゃんの笑顔に癒されることもありますね😊
👶赤ちゃんが指を吸ってる姿、可愛いですよね🥰。
そのしぐさのことをハンドリガードと呼びます。ハンドリガードは発達のしるしとも言われていて、ハンド(手)をリガード(見つけた)といって、身体の部位を覚えていくための第一歩で大切な行動です☝️。
いつ始まるかは個人差がありますが早い子だと生後1~2ヶ月ごろから見せることがあります。
でも、最近は、「汚いから」「出っ歯になるから」と止めさせてしまう傾向があります。
生後すぐは、視覚👁、聴覚👂、味覚👅、嗅覚👃、手🖐の触覚が十分に育っていないため、手のかわりに口を使って、いろんな感覚を感じて学んでいきます。
ハンドリガードは、どの指でも良いわけではなく、親指なんです。

なぜかというと、ペンフィールドの地図を見ていただいても、脳と親指が関係しています。親指は、「第2の脳」とも呼ばれ、脳と非常に密接に繋がっており、親指を動かすことで脳の血流量が増え、運動野や感覚野、前頭前野などが活性化され、記憶力向上、精神安定に効果があり、特に親指の領域は脳地図上で広く、複雑な動きをさせることで脳全体が刺激され、脳機能の維持・向上に貢献するため、「指は脳のスイッチ」とも言えます。
赤ちゃんの指吸いは、発達にとても大切です。
危ないものは、近くに置かず、できるだけ触覚を育てるために見守っていくのも、お子様の成長に必要です。
けれど、大きくなっても指吸いをしてるのは、歯列に影響を与えます。
指吸いをするには、お子さんなりの理由があることが多いのです。
それは、指吸いは、副交感神経の約8割を占めている迷走神経が働きで、心拍数を安定する、消化が促進される、感情が安定する、パニック抑制などで、安心や落ち着きを得られると言われています。
口の天井(上顎)の奥のやわらかい部分からのども迷走神経がつかさどっており、特に眠いときや不安な時に指しゃぶりをすることで迷走神経が間接的に刺激されてリラックスモードに切り替わるそうです。
また、指しゃぶりで得られる感覚は皮膚表面だけでなく、筋肉や関節といった身体の深部組織にまで届くような圧刺激で、これを、「深部刺激」といいますが、ギューと強めにハグされたり、重めの布団にくるまれる、ジャンプなども感覚の深部触覚です。深部触覚は、自律神経に働きかけることで、感情を安定させたり集中力の維持を促したりします。
ボクサー、格闘家やスポーツ選手が、試合前にジャンプしているのも、そう考えると納得できます。
指しゃぶりは、たんなる癖ではなく自分の感覚を調整しているセルフケア的行動とも言えます。
無理に止めさせず、どんな時に、指しゃぶりしているか観察してみて、その行動をフォローするように、手の握りあいっこや手を繋いだり、やわらかいものを撫でさせてみたり、ギューとハグしてみたりしてくださいね。



